田七人参、サポニン
田七人参は
“化瘀止血”“活血定痛”
の働きがあり
血を止めても瘀を残さない。
特性がある為、瘀滞を兼ね
る出血に利用されてきまし
た。
血流をよくすることで腫れ
をとり痛みを和らげるとい
う西洋医学的には止血と血
流改善という逆の働きにも
みえる働きをします。
田七のこれらの働きの主と
なっているのは『サポニン
』という成分です。
サポニンは細胞膜や血管壁
をきれいにすることで血の
流れをスムーズにします。
壁や膜がきれいになるとそ
れ自体も弾力のあるよい状
態になり老廃物や栄養の運
搬もよくなります。
これらの働きにより血をさ
らさらに保つ、止血する、浮
腫をとる、しびれや痛みを和
らげるなどさまざまなよい変
化が起こります。
田七、サポニンはいろんな不
調にお役立て頂けますので気
になることがあればぜひ一度
ご相談ください!
2021-04-19 09:45:18
冷えやすい時期です。
日中の気温は日に日に上が
っていて暖かくなってきま
したが、風がきつく吹く、
陽ざしが陰るなどで急に寒
くなります。
急な変化は自律神経の調整
機能を低下させます。
体温調節もその一つです。
春はうっかり体を冷やしや
すい季節です。
暖かくても脱ぎ着できるよ
うな服装にしたり足元は冷
やさないようにしたり冷え
対策はしっかりしておきま
しょう。
2021-04-16 09:47:12
全体を見ましょう。
先日“気血津液と養生”の
オンラインセミナーをさ
せて頂きました。
「自分はずっと水滞の傾向
が強く水滞にばかり目がい
っていたが今回のセミナー
で気滞から水滞が起こって
いたのだなあと気づいた。」
という感想を頂きました。
漢方的な養生の目線が広まっ
ている!と感じすごくうれし
く聞かせて頂きました。
気血津液(漢方目線は全てそ
うですが)では気、血、津液
それぞれのことだけでなく3
者の関わりあい、バランスが
健康に影響していると見てい
ます。
一つ、一カ所の不調にだけ気
をとられ過ぎずに全体を見る
ようにちょっと遠巻きに見る
ような感覚で楽しんでいただ
けるといいなあと思います。
最後になりましたがセミナー
にご参加くださったみなさま
ありがとうございました。
2021-04-15 10:46:32
なつめと枸杞の実
「どっちがいいの?」
という質問を多くいただく
なつめと枸杞の実ですが…
どちらもさほど体質を問わ
ず健康維持に毎日食べてい
ただいてもいいものです。
同時に摂るのもよいです。
どちらも「血を補う」とい
うことですが
なつめは“心血”を特に補い
ます。
心血が不足すると不安、不
眠、動悸などの不調が現れ
やすくなります。
枸杞の実は“肝の血”を特
に補います。
肝血が不足すると目の不
調、イライラ、筋の不調
などが現れやすくなりま
す。
なつめは“気”も補います。
腎は生長老化のキーとなる
臓です。
そういったことを踏まえて
ご自身には何がいいかな?
今は何がいいのかな?と考
えて選んでみてはいかがで
しょうか(^^)
どっとも捨てがたい!かも
しれませんね 笑
2021-04-10 09:36:38
決明子
決明子(ケツメイシ)は目
の症状、高血圧に伴う頭痛
によいと言われています。
目の症状は赤目、涙目、アレ
ルギーによるかゆみなど炎症
による不調です。
決明子は五臓の肝の熱、風邪
(ふうじゃ)による熱を清め
ることでこれらの症状を和ら
げます。
高血圧に伴う頭痛も肝熱によ
ることが多いのでそういった
頭痛に利用されることもあり
ます。
熱を冷ましてうまく働くと思
っていて下さい。
便秘にも決明子を利用するこ
とがありますがこれも熱に伴
う便秘です。
便秘にハブ茶がよいと言われ
ていて決明子がハブ茶として
販売されていることもありま
す。
本来はハブの代用に決明子を
使ったことから始まっていま
すが最近は決明子茶=ハブ茶
みたいになってますね 笑
2021-04-08 11:01:32