「犬の痒みは、乾燥からおこることが多い」と、書かれている本をよく見ます。
もちろん、多いのでしょう。
でも、みんながそうではありません。もし、愛犬が痒がって辛そうな飼い主さんは、決めつけないで、よーく、その子の訴えをみてあげて下さいね。
今回ご紹介するのは、乾燥からではない痒みの一例です。
この子は、食いしん坊で、ポッチャリしています。
肌はしっとりしていて、体温が高め、少量の水を頻繁に飲みます。
皮膚の症状は夏に悪化し、ひどいときには、べたっとした下痢も伴います。
この子の痒みは、乾燥からではありません。
漢方薬も、湿熱をとるものを使うとうまくいきます。