偏食から情緒不安定に
食べ過ぎ、偏食は体だけでなく心の
健康も損ねます。
食べ過ぎ、偏食、添加物などは食積
(しょくせき)として体にたまって
しまいます。
このたまった食積が、気血の巡りを
損ねたり、湿や熱を生み出します。
体に不調がでるばかりでなく、イラ
イラや不安、不眠と心の不調の原因
にもなります。
食積は味覚や満腹感も狂わせます。
ますます過食、偏食になってしまい
ます。
⇒
『店主、春のファスティングをする』⇒
ファスティング
2019-03-08 09:54:19
蔵血
肝の働きの一つが『蔵血』です。
蔵血と聞くと、血を貯えるのかと思
われるかもしれませんね。
それも『蔵血』のはたらきの一つで
はありますが、血を貯えるだけでは
ありません。
『蔵血』とは
“血を貯え、全身の血の量を調節する。
血が脈の外へ漏れ出ないようにする”
はたらきのことです。
運動や感情の変化、気候の変化によっ
て体の各部に必要な血液量は変化しま
す。
たとえば、活動時は安静時よりも末梢
に必要な血液量が多くなります。
このような調節は、肝の“蔵血”のはた
らきです。
2019-03-05 10:11:48
肝と脾
肝の疏泄作用の中には“脾の運化を助
ける”はたらきがあります。
脾は消化吸収を担う臓です。
食事は口から体に入り、下から排泄し
ます。
脾の気は下向きがよい状態です。
気は軽く上昇しやすいため、肝の気の
巡りを保つ働き“疏泄”が悪くなると気
は上に向かいやすくなります。
脾がよい状態とは逆です。
肝の疏泄不良は脾に影響し、めまいや
下痢、食欲不振など。
脾と表裏の関係にある腑“胃”への影響
が大きければ、嘔吐・げっぷ・膨満感
・便秘など。
の症状が現れます。
次回は肝のもう一つのはたらき『蔵血』
についてです。
2019-03-04 11:05:57
疏泄(そせつ)
五臓の肝の働きに『疏泄』があります。
東洋医学では、全身を気が巡っていて
この気の巡りがスムーズであることが
心身の健康に不可欠としています。
『疏泄』とは
“全身の気が停滞せずに流れるように
鬱結せずに発散できりように保つ”
はたらきのことです。
『疏泄』がうまくはたらかないと気が
スムーズに巡りません。
詰まった状態になるので疏泄不良の不
調も詰まった感覚のものが現れてきま
す。
胸・脇・腹部などの張痛、のどの詰ま
る感じ、イライラなど。
巡りが悪く過剰になった気は上昇しや
すい為、頭痛・充血・怒りっぽいなど
の症状も現れやすいです。
春は陽気が満ちてきます。
満ちてきた陽気が肝の疏泄不良で上昇
しやすく、過ぎると不調として現れや
すいのです。
次回は『肝と脾』です。
ぜひご覧下さい。
2019-03-01 11:20:08
肝
春に活発に働き出すのが五臓の『肝』で
す。
この肝の働きが過剰になると肝と深い関
わりの自律神経のバランスを崩してしま
います。
イライラ、不安など精神的に不安定にな
る人も多くなったり、不眠やめまい・の
ぼせなどが起こる原因にもなります。
肝の働きには“疏泄(そせつ)”と“蔵血”
があります。
『疏泄』についてもお話したいと思って
います。
引き続き読んでいただけるとうれしい
です(^^)
2019-02-25 10:22:17